摂南大学 理工学部 住環境デザイン学科
竹村 明久 准教授
プルースト効果(においが、それに結び付く感情や記憶を呼び起こす現象)に挙げられるような、現在のにおい評価が評価者のどのような経験に基づくのかを明らかにすることで、におい評価の個人差の原因を定量化することを目標とします.これまでに実施した、評価する項目に対して、評価者の記憶と検臭時の感情のいずれが評価に有意に働いたかの検証と、においの思い出想起時の名称提示やにおい提示によってどの程度想起できる内容やボリュームが影響を受けるかの検討の2点を紹介します。