
奈良工業高等専門学校では,福祉ロボットクラスターを立ち上げており,少子高齢化社会に向けての取り組みを行っています。
テーマ
⑪人とロボットの共生
タイトル
人間親和性を有する介護ロボット『ひびき』
アピールポイント
本介護ロボットは,被介護者の状態(股関節硬直の有無・座位維持の可否)に応じてパーツが交換可能であり,1台で様々な人に対応できます。また,駆動2輪による移動や音声回路による被介護者との雑談が可能です。
内 容
本介護ロボットは,社会福祉法人 天寿会 特別養護老人ホーム ひびきの郷 (林 芳繁理事長)と奈良工業高等専門学校(早川 恭弘教授)が共同で開発したものです。人体と接触する部位(人体把持部)に被介護者を寄りかからせることで,端坐或いは臥位状態からの移乗・移動を行うことが可能です。さらに,被介護者の股関節の状態により人体把持部の交換が可能となります。また,駆動輪があることから介護ロボットに被介護者を移乗した状態で移動することができます。また,被介護者のストレス軽減の一環として,被介護者との会話を行う音声回路を導入し,雑談を行うことができます。
多機能型介護ロボット『ひびき』
対面式人体把持部→斜面式人体把持部→油圧駆動式薄型変形座椅子の順にパーツを変更し,被介護者の状態に応じて移乗動作を行っている様子です。
掲載資料
求めるパートナー
介護ロボット製造メーカー
関連リンク先
https://www.nara-k.ac.jp/seeds/
(奈良高専研究シーズ集)
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