大阪大学産業科学研究所

統一テーマ:「新産業創成による健康社会への阪大産研の挑戦」
大阪大学産業科学研究所(阪大産研)は、その80年にわたる歴史において「産業に資する科学研究の推進」をモットーに、多岐にわたる理工系研究を展開してきました。特に、世界有数のナノテクノロジー研究に加えて産業科学AIセンターを有し、近年ではナノテクノロジーとAIの融合を積極的に進めています。また、産学連携活動も極めて活発で、研究所発足以来、研究成果の社会還元を積極的に行っています。今回は、数多くの研究成果の中から近未来の健康社会実現と新産業創成に貢献する様々な技術を社会実装の担い手となる「産研発ベンチャー」と共に紹介いたします。

テーマ

⑦スマート都市・建築

タイトル

次世代パワーモジュール活用の場を広げる産学連携拠点
(大阪大学産業科学研究所 フレキシブル3D実装協働研究所)

アピールポイント

独自開発の「低温・無加圧」銀焼結接合技術により、次世代パワーモジュールの製造技術に革新をもたらす。また、パワーモジュールの熱衝撃サイクル疲労による劣化の診断手法として、従来にはない新技術を提供する。

内 容

阪大フレキシブル3D実装協働研究所(F3D協働研究所)は、日本が得意とする”優れた機能”、“高い信頼性”、“摺り合わせの技術”を追求した物造り産業基盤に立脚しながらAIなどの最新技術を融合し、次世代のエレクトロニクス技術開発を目指す川上から川下までの多くの企業が参加できるオープンなプラットフォームを提供します。
その重要なシーズ技術として、「低コストミクロンサイズ銀フレーク粒子による低温・無加圧接合の実現とパワーモジュール製造工程の革新」および「微小音響振動計測によるパワーモジュール劣化予測診断技術」を展示紹介します。これらの次世代エレクトロニクス技術開発が将来のスマート都市・建築などを実現する基盤技術となります。

次世代パワーモジュール活用の場を広げる産学連携拠点:「無加圧Ag焼結接合技術」 / Low Pressure Sintering of Ag Powder Technology

次世代パワーモジュール活用の場を広げる産学連携プラットフォーム「大阪大学 フレキシブル3D実装協働研究所(F3D協働研究所)」とそのコアなシーズ技術である「無加圧Ag焼結接合技術」の概要を紹介します。

求めるパートナー

乗り越えるべき各種の課題を共に考えていただける企業様、研究機関など。

  • 銀焼結接合における焼結密度の向上と高放熱性の実現
  • SiCチップ/ヒートシンク/配線リードの同時焼結プロセス技術の開発
  • パワーモジュール内での高耐熱性音響計測デバイスの新規開発

お問い合わせ先

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(担当:井関、加藤)

Tel: 06-6879-8448

mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp

URL: https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/

テーマ

⑨参加型創薬

タイトル

ステロイド薬と同様に強力だが副作用の少ない新規抗炎症薬の開発
(大阪大学産業科学研究所 黒田研究室)

アピールポイント

ステロイド薬の⻑期・大量使⽤に伴う合併症が問題となるアレルギー疾患(アレルギー性結膜炎やアトピー性⽪膚炎など)や⾃⼰免疫疾患(悪性関節リウマチなど)の治療、さらにはステロイド治療に対する不応答の症例の治療を劇的に改善する新規抗炎症薬

内 容

ステロイド抗炎症薬は炎症性転写因子NFkBを直接阻害する事により全ての炎症を強力に抑える。しかし、同時に様々なホルモン作用(ステロイド薬の副作用)を発揮する。特にステロイド薬の長期投与・大量投与が必要な場合、重篤副作用の出現が問題となっている。
発表者は内因性NFkB直接阻害タンパク質の阻害中心を用いた新規抗炎症薬を開発した。本抗炎症薬は種々の炎症モデル動物で強い抗炎症作用を発揮し、さらにステロイド薬が有する副作用を示さない。内因性NFkB阻害タンパク質に基づく開発は、全く新しい角度からのアプローチであり、生体が持つ阻害因子を利用している点で副作用の少ない安全で安心な抗炎症薬の創製を可能にする。

求めるパートナー

創薬に向けた共同研究が出来る企業

お問い合わせ先

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(担当:井関、加藤)

Tel: 06-6879-8448

mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp

URL: https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/

テーマ

④健康・ヘルスケア

タイトル

シリコン製剤による体内水素発生と酸化ストレス性疾患の防止
(大阪大学産業科学研究所 小林研究室)

アピールポイント

シリコン製剤は、国内だけで1300万人の患者がいる慢性腎臓病、1000万人の患者がいる糖尿病、1000万人の患者がいるアトピー性皮膚炎、さらに潰瘍性大腸炎等の難治性疾患を、防止できることを示すデータが動物実験から得られました。シリコン製剤は腸内で24時間以上持続的に多量の水素を発生させ酸化ストレスを低減しますが、シリコン製剤自体は吸収されないために、副作用がありません。

内 容

呼吸や代謝によって、活性酸素、特に生理機構を持たなく活性酸素中最も酸化力が強いヒドロキシルラジカル(OHラジカル)が体内で発生します。OHラジカルは、DNA、RNA、脂質等を酸化・変質して、多くの疾患を発症させます。シリコン製剤は、摂取すれば胃では反応せず、腸内で水分と反応して水素を24時間以上持続的に発生させます。シリコン製剤の摂取によって、酸化ストレスが低減して抗酸化力が向上します。大阪大学大学院医学研究科との共同研究による動物実験から、シリコン製剤は慢性腎不全やパーキンソン病等、酸化ストレスが大きな原因となり発症する疾患を防止できることを示すデータが得られています。また、獣医との共同研究によって、糖尿病、アトピー性皮膚炎その他の炎症の治療が可能であることが示されています。

シリコン製剤による水素発生

pH8.3、36℃の腸内に分泌される膵液と類似環境の下、シリコン製剤と水が反応して水素が持続的に発生する様子の動画です。

求めるパートナー

医薬、健康食品、化粧品、畜産関連の企業

お問い合わせ先

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(担当:井関、加藤)

Tel: 06-6879-8448

mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp

URL: https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/

テーマ

⑦スマート都市・建築

タイトル

コンクリート埋設鉄筋のみの位置と太さ・深さを瞬時に同定 ~新非破壊検査手法~
(大阪大学産業科学研究所 千葉研究室)

アピールポイント

電磁誘導や電磁波レーダー法では、鉄筋以外の電線やパイプなどの非磁性金属や空洞も測定してしまい、レントゲン法は測定環境が限られます。本手法では、コンクリート壁に埋設された鉄筋のみのシグナルを取得可能です。

内 容

インフラ等の老朽化が進む中、経費や人材不足により、その維持管理に限界が生じつつあります。そのため、非破壊で人間の感覚に頼らず、瞬時に埋設鉄筋の状況を把握する技術が求められています。本展示技術は、鉄筋が磁性体であることをうまく利用し、鉄筋が埋設されたコンクリートの壁をセンサで直線的になぞるだけで、非破壊で埋設位置・深さ・太さを同定可能とするものです。さらに、得られたシグナルから視覚的に瞬時に鉄筋位置同定が可能で、専用プログラムを用いてより正確な位置・太さ・深さ・破断個所の同定を実現します。現在、かぶり深さ150mm、太さ10mm程度の鉄筋まで位置・太さ・深さ同定が可能ですが、今後はより深い鉄筋の同定も可能になる技術を目指す予定です。鉄筋の腐食状況を明らかにする技術も並行して開発予定です。

新しい「非破壊鉄筋計測技術」

鉄筋試験片上空をなぞるだけで、瞬時に、正確に、鉄筋位置・かぶり深さ・太さが診断される様子をご覧ください。また、コンクリート外壁をなぞるだけで視覚的にシグナルが得られる様子をご覧ください。2次元マッピングデータの取得により、より正確な鉄筋構造・健全状態把握の可能性が拓ける点も見どころです。

掲載資料

新しい「非破壊鉄筋計測技術」

新しい「非破壊鉄筋計測技術」

動作原理から計測結果などを掲載した資料となります。動画と一緒にぜひご覧ください。

求めるパートナー

本技術の社会実装に向けた共同研究を行ってくださる研究機関、企業様(精度向上だけでなく活用フィールドも含めてご相談をいただきながらパートナーシップを模索したいと考えております)

お問い合わせ先

大阪大学 産業科学研究所 戦略室(担当:井関、加藤)

Tel: 06-6879-8448

mail: air-office@sanken.osaka-u.ac.jp

URL: https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/air/

テーマ

④健康・ヘルスケア

タイトル

【阪大産研発ベンチャー】
株式会社プロテクティア

アピールポイント

ウイルスを破壊する、やさしい新テクノロジー「カテプロテクト」
感染対策イノベーションのお手伝い「抗菌・抗ウイルス評価サービス」

内 容

総合ウイルス対策カンパニーとして、抗菌・抗ウイルス剤”カテプロテクト”を展開しています。カテプロテクトは茶カテキンの脂肪酸エステルであり、インフルエンザ、ノロ等のウイルス類、30種を超える細菌真菌類、アレルゲン等に対して効果を確認している、新しい環境消毒成分です。特にインフルエンザに対しては顕著な活性を有し、薬剤耐性株、トリインフル等幅広いインフルエンザ亜型に対して効果を確認しており、高い活性と茶由来の安全性を兼ね揃えた点が特徴です。
また大学での研究をベースとした高い分析力と製品開発から得た試験のノウハウを活かした、抗菌・抗ウイルス試験の受託サービスも展開しております。こちらは不織布、液体、フィルム等様々な部材の評価を行うことが可能です。

求めるパートナー

カテプロテクトを製品化したいメーカー様(ヘルスケア)、受託試験にご興味のある方々

関連リンク先

http://www.protectea.co.jp/

お問い合わせ先

株式会社プロテクティア

Tel: 06-6155-8553

mail: info@protectea.co.jp

テーマ

④健康・ヘルスケア

タイトル

【阪大産研発ベンチャー】
株式会社ビズジーン

アピールポイント

阪大産研発 オール茨木日本酒プロジェクト
アルコール感受性検査事業
感染症診断事業

内 容

近年の交通・物流の高速・広域化、さらには気候温暖化に伴い、我々はウイルスや細菌など目に見えない病原体に感染する機会が増えています。また、高齢化や生活スタイルの急速な変化により、がんや成人病リスクが高まり、如何に健康寿命を全うするかが重要な課題となりつつあります。
産研発ベンチャーである株式会社ビズジーン(VisGene, ltd.)は、上記のような社会課題を未然に防ぐべく、実生活に潜む微生物、さらに疾患に関わる遺伝子(Gene)を可視化(Visualize)する技術を確立し、人々の生活に対する不安を安心に変え、健やかに生活できる社会実現の一助となることに挑みます。大学で育まれた技術を社会に実装し、「ミル・シル・カエル」ことに挑戦し、具体的なソリューションを創出することが大きな特徴です。

求めるパートナー

当社独自の遺伝子診断、微生物管理技術を活用した事業を共に創るパートナーを求めています

関連リンク先

https://www.visgene.com/

お問い合わせ先

株式会社ビズジーン

〒567-0047 大阪府茨木市美穂ケ丘8-1 大阪大学 産業科学研究所オープンイノベーション棟

mail: visgene@visgene.com

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